ダイポールアンテナ




 

アンテナの基本的な構造は、コンデンサ(capacitor)から始まったものです。

基本的にアンテナは電磁波を送受信するための装置です。一般的なダイポールアンテナは、両端が切られた導線の形をしています。アンテナは切られている導線を踏み台として空間を介して電流を流します。


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一見思いに互いに離れた導体の間に電流が流れることは理解することは困難です。
しかし、高校の物理2を学んだ人は、コンデンサに交流電流を流すと、電流が流れるという事実を知っています。コンデンサは、二つの薄い板が互いに離れて配置された形です。コンデンサの二つの電極が互いに離れているにもかかわら電極間に電界が形成され、電流が流れることができるようになります。

通常、コンデンサに形成された電場は、外部にも漏れません。アンテナは、この電界を積極的に外部に漏れさせるための装置です。外部に漏れた電界は電波や電磁波と呼び、光の速度で空間を広げていきます。

無線通信の最初の発見者マルコーニはダイポールアンテナの適切な長さを知らなかったので、大きな金属球の間で電波を発生させました。その後、電波の特性について理解するようになり、ダイポールアンテナの長さが半波長(波長の1/2)の整数倍のとき、共鳴現象を起こしながら、最も多くの電流を外部に漏れせることもわかりました。

無線ルータにかかっている棒状のアンテナも基本構造は、ダイポールアンテナと同じです。


ソース: IPTIME