極性分子と無極性分子




 

極性分子

構成原子の間に極性共有結合をして、分子の形が非対称で、陽電荷と陰電荷の中心が一致せず、どちらか一方に偏る分子を「極性分子」と呼ばれます。

棒磁石の両側に極があるように、極性分子もどちらか一部分は、陽電荷(δ+)を帯びる間に、ほかの部分では陰電荷(δ-)を帯びるようになります。
極性分子の周りに電場をかけてくれれば、「δ+」は、( – )極に向かって、「δ-」は(+)極を向けながら、規則的に並びます。
極性分子は、極性溶媒である水には溶けたが、無極性溶媒である油(orベンゼン)はよく溶けません。

無極性分子

外部から見たとき、電気的極性を帯びていない分子を指します。
不活性ガスの場合のように、分子自体が極性お帯びていない場合もあるし、極性共有結合をしても形が対称なので双極子モーメントの合計が「0」になる場合も無極性分子になります。

無極性分子は、部分的な電荷を帯びません。
無極性分子は電場をかけてもあまり反応しませんでした。
無極性分子は極性溶媒である水には溶けないが、無極性溶媒である油(orベンゼン)にはよく溶かしました。