マイケルソン干渉計
マイケルソン干渉計(Michelson interferometer)は、米国の物理学誌マイケルソンが考案した実験装置です。
簡単な構造をしていますが、原子核サイズほど非常に微細な距離差を測定できます。
マイケルソン干渉計は以下の部品で構成されています。
- 光を発する装置は、レーザーのような単一波長の光源を使用する。
- 真ん中にあるビームスプリッターはレーザー光の一部を反射し、残りを通過させます。
- 垂直に配置された2つのミラーは光を反射して戻します。
合わせた2つの光が同じ位相の場合、画面に明るい模様が表示されます。 逆に、位相が等しくない場合、暗い模様が現れる。
ミラーの距離が細かく変わると位相変化が生じてしまうので、非常に微細な距離差も測定できます。
実際、この装置を利用して地球の進行方向と光の速度は無関係であることがわかりました。 つまり、光を伝達するメディエーター(エーテル)は存在しないことがわかりました。
以後、この事実に基づいてアインシュタインなどによって相対性理論が発展するようになります。
最近では、遠くのブラックホール双性で発生した重力波を測定しました。 (LIGOプロジェクト)