ブラウン管テレビの原理

ブラウン管 TV

ブラウン管テレビは陰極線（Cathode-Ray）を利用した映像受信装置です。 2000年代半ばまでテレビ受信機としてよく使われました。 しかし、大きくて重いという欠点がありました。 以来、LCD、OLEDテレビに置き換えられて徐々に消えていき、今ではいくつかの特殊分野でのみ使用されています。

ブラウン管テレビの動作原理

陰極線管（Cathode-Ray Tube）は次の手順で動作します。

1. 電子銃で電子ビームを発射する。
2. 偏向コイル（偏向Yoke）が電子ビームを曲げる。（電子ビームは（−）電流と同じであり、磁場によって反ります。）
3. 電子ビームは、蛍光物質が塗布されたスクリーン（陰極線管表面）に到達する。
4. 蛍光物質が電子ビームのエネルギーを可視光線に変えると、その位置が明るく輝く。
5. 偏向コイルの磁場を少しずつ変化させながら画面を描いていく。
6. 上記の作業を1秒あたり数十回繰り返す。