金属結合の観点から見た静電誘導






静電誘導

金属棒に帯電体を近づけると帯電体の近くには帯電体と反対の電荷が誘導され、帯電体と遠いところは同じ種類の電荷が誘導されます。このように、金属に帯電体を近くにしたときに電荷が誘導される現象を静電誘導と呼ばれます。

静電誘導が発生する理由

ほとんどの金属には、自由に移動できる自由電子がたくさんあります。金属棒に( – )電荷に帯電したプラスチックの棒を近づけると、金属棒の自由電子は、プラスチックの棒で遠い側に押し出されます。その結果、プラスチック棒の近くには(+)の電気を帯び、プラスチック棒と遠いところは( – )の電気を帯びるようになります。
静電誘導現象は、電気がよく通じない紙のような不導体でも起こります。 ( – )電荷に帯電したプラスチック棒を紙に近づけると、紙には、( – )電荷が移動することができないため、原子内の( – )電荷を帯びている部分がプラスチックの棒から遠い位置に配置されます。したがって、プラスチック棒と紙の間に電気力が作用して、紙が引かれて来るようになります。摩擦させたゴム風船を水流​​に近づけると、水流が曲がるのも同じ原理です。